仙台シアターラボ公演 Fukushima Meets Miyagi Folklore Project#5 禍の光
ベルトルト・ブレヒト作「アンティゴネ」
構成・演出 野々下孝
出演 野々下孝 渡邉悠生 宮本一輝 松本美咲 犬飼和 大村もも香
照明 山澤和幸
音響 山口裕次
宣伝美術 三月文庫
受付 前田成貴
制作 宮本一輝
公演日程 2021年10月
30日(土)14:00 18:00 31日(日)13:00 17:00
受付開始・当日券販売・開場は開演の30分前
会場 せんだい演劇工房10-BOX box-1
仙台市若林区卸町2-12-9 Tel.022-782-7510
チケット料金 一般発売2021年9月1日(水)
(日時指定・全席自由)
一般前売:2,800円・当日3,000円
学生前売:1,800円・当日2,000円(当日要学生証)
高校生以下:無料(要学生証。各回申込先着3名)
遠距離割:500円(前売・当日共。要証明証。宮城県外からご来場の方)
※本公演は予約制です。プレイガイド・各会場での事前発券はございません。
チケット取扱・お問合せ 仙台シアターラボ
予約フォーム http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=7210afef72
Fukushima Meets Miyagi Folklore Projectとは
二○一八年から二○二一年までの四年間、仙台と福島をリサーチし、「出会う」ことをテーマに公演を行うプロジェクト。
時が移り、我々の上に、巨大なうねりが迫りつつあるという時代感覚の中で、演劇がいかに現代の我々を表現しうるかを探るため、中央に向けていた目をお互いに向け、互いを批評し、考察することで、改めて二地域が出会い、その果てに新たな視座を得た各地域が、本当の自分と出会うことを目指す。
Fukushima Meets Miyagi Folklore Project
2018年6月 Sakura No Sono
2019年2月 みちわたる
2019年6月 BABEL
2019年11月 BABEL韓国公演
2020年9月 ペスト〜我々は人を死なせる恐れなしに身振り一つも成し得ない〜 TRIAL
2020年12月 ペスト〜我々は人を死なせる恐れなしに身振り一つも成し得ない〜
2021年10月 禍の光
ポスト3.11としてのFukushima Meets Miyagi Folklore Project 野々下孝
災害は時間を中断し、物事が未遂のまま終わることで、「済ませることができなかった」という自責感を人々に抱かせる。
現在が未済のまま過去へと向かって押し流され、現在を巨大な未済の蓄積のように感じている人々は、ポスト・フェストゥム(その後の時間)的な時代に生きている。
とりかえしのつかないことになった鬱病的な時代を生きる我々が、2011年から2021年の間を検証することで現在、そして「ポスト3.11」に向き合おうとしたのがFMMFである。
3.11以降、過去が現在に続いていて、現在が未来に続くという感覚が持てなくなった我々は、分裂症的な時間感覚の中でしか、現代劇を創ることはできない。そして現代劇が持つ現代性とは、我々にとって時間感覚の異常に現れたと言える。
主催・製作 仙台シアターラボ