■仙台シアターラボ トライアル2014 Sendai Theatre Labo TRIAL2014
■構成・演出 野々下孝
■出演 野々下孝 本田椋 飯沼由和 及川貴明 宍戸雅紀(以上仙台シアターラボ)
佐田美菜 松浦良樹(東北大学学友会演劇部) 櫻井楓
■音響 中村大地(屋根裏ハイツ)
■照明 髙橋亜希 神﨑祐輝(短距離男道ミサイル技術部)
■舞台監督・舞台美術 澤野正樹
■宣伝美術 mushroom-Room
■制作協力 佐々木一美
■製作 仙台シアターラボ
■会場 せんだい演劇工房10-BOX box-1
仙台市若林区卸町2-12-9 Tel.022-782-7510
■公演日程 2014年11月29日(土) 18:30開演 11月30日(日) 13:00開演
■演劇そのものを演劇にする
見る見られる関係そのものを演劇と呼ぶのだとしたら、演劇そのものをテーマに作品を創ろうと考えている。
演劇はTVなどと違い、スポーツ観戦のように、同時に様々な事象が起こる。それだけに何処をどう見るかによって、または見る人の情報の受け取り方によって、導き出される物語に違いが出る。
物語は観客の人数分だけあり、一人一人の物語は、その人を映し出す鏡でもある。
そして、その鏡はなんらかの操作によって編集されている作品でもあるわけで、リアルではあるが、そこにあるものを何の加工もせずに写し取ったものではない。
見るということは選び取るということで、自分が見たいように演出を施すということなのだ。
そう考えるとそれは、シーンを選び取って繋ぎ合わせる構成・演出作業と相似形をなしていることに気づく。
そこから飛躍して、我々が見たいように見る景色の集合体が、この国の形になっているという仮説のもと、
演劇とは、我々が無意識に想定しているこの国のことだと考えた。
今回の作品では様々な角度から、「見る」ということを検証する。
演劇にできることは、現在、私たちが構成・演出してしまっている、この国のことをビジュアル化することなのだろう。
■主催:仙台シアターラボ
■助成:(公財)仙台市市民文化事業団
■協力:せんだい演劇工房10-BOX / Studio +1
平成25年度宮城県芸術選奨新人賞 受賞報告
平成26年7月7日
仙台シアターラボ代表 演出家 俳優 野々下孝
この度、宮城県より宮城県芸術選奨新人賞を受賞いたしました。
この賞は、県民の芸術活動の奨励と振興に役立てることを目的に、芸術の各分野での活発な創作活動を行い、かつ優れた作品を発表した芸術家に贈呈されている賞です。
このような賞を頂きましたことは、皆様方の深いご厚情の賜物であると存じます。
平成23年7月の当劇団設立から、多くの皆様方のご尽力により、現在があることを再認識し、
劇団の歴史を一緒に創ってきたメンバーにも改めて感謝したいと思います。
この度の受賞を胸に、これからも一人の演劇人として、文化振興に尽力いたします。
今後とも、皆様方の尚一層のご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。
宮城県HP http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syoubun/geijutsusensho.html