詳細
上演時間 約45分
会場 体育館や音楽室、講堂、フリースペースに照明やセットを組みます。
内容 井伏鱒二の「山椒魚」を原作にした現代劇。
孤独、友情、生と死、食物連鎖などをテーマにした物語。
子供達も参加するシーンがあるので一緒に楽しむことが出来ます。
対象 小学生~大人
原作 井伏鱒二
脚本 土路生真隆
構成・演出 野々下孝
出演 野々下孝 宍戸雅紀 横山真(TheatreGroup “OCT/PASS”)
照明 柴成美
音響 藤田翔(キーウィ サウンドワークス)
会場 演技スペース3m×3m以上+客席
僕が食べる方で、君が食べられる方でも、僕らは友達だ。
『心』
嫌いだった人を、好きになったり、
好きだった場所が、嫌いになったり、
心は不思議だ。
見えるはずがないけど、見えるもの、
お芝居をするときに、一番大切にしているもの、
それが心。
お芝居を一緒にやりたい人は、一緒に心を動かそう。
見たい人は、僕たちの心の動きをしっかり見て欲しい。
手作りの劇場で待ってます!!
【生徒感想】
・中学1年生
鑑賞してみて僕はいろいろなことを思いました。最初は、どのような感じなのだろうと思いました。そして、始まってから夢中になりました。
サンショウウオとカエルが始め仲がとても悪かったのに、だんだん仲が良くなっていく感じがしました。
サンショウウオが始めカエルの命を重く考えていなかった結果、自分に天罰が下ったのでしょうか?だから相手のことを考えるようになったのだと思います。
サンショウウオはとても意地悪でしたが、最後にはカエルに言葉を教えていて、人が変わったかのように優しくなりました。
そのことから、人は過ちを犯しますが、いつか気づいて優しくなっていく。人は変わることができる。僕も人や友人にとてもきつい口調でものを言ってしまうことがあるので、気をつけたいです。本日はありがとうございました。
・中学2年生
私は今回の演劇を拝見し、まず持った感想は、とても凄い、その一言でした。
まず何と言っても、力強い演技から、悲しみの演技まで、それが本物であるかのような光景に感動しました。大きな動きがあったり、時間経過や小ネタなどのギャグテイスト、さらに大人にも子供にも楽しめる言葉、雰囲気、分かりやすさにも、この劇の素晴らしさを感じることができました。
もう一つは話の構成にも工夫を感じました。語りと演技に合わせて物語が進んで行きましたが、淡々とした調子と、サンショウウオとカエルが最初は強弱の関係だったのが、最後にはカエルとサンショウウオの命を賭けた友情にとても感動しました。
今回、この劇を見て思ったことを心に留め置きながら、この暖かな気持ちと一緒にいつまでも覚えておきたいです。
・中学3年生
今日のさんしょううおを見て、まず驚いたことは音です。演技が始まって間もなく、バタンという音が聞こえ、私はこの物語に引き込まれました。今まで劇は何回も見てきましたが、こんなに演技者が出す音に迫力がある劇は初めてでした。そしてさらに驚くべきことが私にはありました。それは演技者の演技力です。最初はステージ上で演技をしていたのですが、それでも体育館中に響き渡る大きな声、その役になりきった迫力ある演技、一つ一つのセリフ毎に変わる多彩な表情、少しの動きからも伝わる力強さ、全てにおいて私は驚きとともに感動を覚えました。ステージから降りてきて生徒たちの間で演技をしていた時は、今までに見てきた演劇の中で一番迫力を感じました。今日のさんしょううおを見て本当の友情を知ることができたと思いました。